P・トーレスやクリバリよりもお買い得 マンUが獲得に向かうべきはフランクフルトのCBか

フランクフルトで印象的なパフォーマンスを披露しているエンディカ photo/Getty Images

最終ラインの補強を画策中のマンU

はたして、今夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドはどのようなセンターバックを獲得するのだろうか。今季は守備に不安を露呈し、トップ4入りを逃すこととなってしまった同クラブ。主戦となるはずだったハリー・マグワイアが大きく評価を落とし、新加入となったラファエル・ヴァランも実力を発揮し切ることが出来なかっただけに、赤い悪魔は夏のマーケットで新たなCBの確保に向かうとされている。

そんななか、現時点で補強の有力候補に挙がっている選手は何名かいる。ビジャレアルのパウ・トーレス、ナポリのカリドゥ・クリバリ、そしてスポルティングCPのゴンサロ・イナシオなど……。現地メディアの間でもその意見は割れている状況だ。

しかし、年齢や実力、移籍金などをすべて考慮すれば、最も高いコストパフォーマンスを得られるのはドイツ・ブンデスリーガで評価を高めている男かもしれない。その男とは、フランクフルトに所属するDFエヴァン・エンディカ(22)だ。
今季はフランクフルトで公式戦43試合に出場し、チームの守備陣を力強く支えているエンディカ。192cmの長身を生かした空中戦や出足の早い守備で攻撃の芽を摘む技術はドイツでも高く評価されており、独『Spox』も彼のことは「ここ数年において、ブンデスで最も実力を磨いたDFの1人」との称賛を送っている。また、冷静沈着なビルドアップも売りで、22歳と若いながらもトップレベルで通用する実力は備えていると言っていいだろう。先日行われたウェストハムとのEL準決勝2ndレグでも出色もパフォーマンスを披露したとあって、プレミアでも活躍は見込めそうだ。

加えて『Spox』によると、もしエンディカを売却することとなれば、フランクフルトが要求する移籍金は1700万ポンド程度になる見込みだという。パウ・トーレスやクリバリよりもお買い得に獲得できる可能性が高いとあって、このチャンスを逃す手はないはずだ。

コストパフォーマンス等の観点からすれば、マンUにとってこの上ない補強候補となりそうなエンディカ。はたして、赤い悪魔の選択はいかに。

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