11年ぶりの無冠が目前のアッレグリ・ユヴェントス 黄金時代の終わりが明らかとなった今シーズン

コッパ・イタリアだけは落とせない photo/Getty Images

コッパ・イタリアを制して不名誉な記録を回避できるか

すでにリーグ優勝の可能性は潰え、チャンピオンズリーグもベスト16敗退。前年のリーグ戦王者とカップ戦王者が戦うスーペルコッパでもインテルにタイトルを譲っている。もしこの後に控えているコッパ・イタリア決勝でも勝利を逃せば、ユヴェントスは11年ぶりに無冠でシーズンを終えることになる。

前回の無冠は、ルイジ・デルネーリ氏がチームを率いた2010-11シーズンまで遡る。それ以降のユヴェントスは2019-20シーズンまでリーグ戦9連覇を達成しており、10連覇を逃した昨シーズンもコッパ・イタリアとスーペルコッパという2つのタイトルは獲得している。

さらに、現在ユヴェントスはリーグ戦36試合を終えて勝ち点69。残り2試合で勝ち点6を獲得できたとしても、勝ち点は75に留まる。アンドレア・ピルロ前監督が昨シーズンに獲得した勝ち点は78で、そこに到達することも不可能となってしまった。

今シーズンのユヴェントスはたとえコッパ・イタリアのタイトルを獲得できたとしても、タイトル数と勝ち点の両方で昨シーズンの記録を下回ることが確定。第一次政権時代は5シーズンで11ものタイトルを獲得するなど、圧倒的な成績を残したマッシミリアーノ・アッレグリ監督だが、第二次政権初年度は散々な結果となってしまった。

幸いにもチャンピオンズリーグ出場権獲得となる4位以内はすでに確定済み。あとは11年ぶりの無冠という不名誉な記録をなんとしてでも避けるため、コッパ・イタリア決勝でインテルを倒すことに全力を尽くしたいところだ。

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