まさかセリエBからも降格するとは…… 巨人FWシミー失ったクロトーネ襲った悪夢

セリエA降格から連続して今度はセリエBからも降格となったクロトーネ photo/Getty Images

連続降格で一気に3部へ

今季のセリエBは荒れた。その要因の1つとなったのが、今季よりセリエAから降格してきたクラブが踏ん張れなかったことにある。

1部から降格してくるクラブはある程度の実力を持っているケースが多く、1シーズンで再び1部へ昇格するなんてケースも珍しくない。クラブの中には1部昇格と2部降格を頻繁に繰り返しているなんて場合もある。

ただ、今季のセリエBでは想像を超える転落劇があった。昨季セリエAで19位となって降格してきたクロトーネが、今季はセリエBでも19位まで転落してしまったのだ。すでに降格が決まっており、クロトーネは一気に3部のセリエCへ落ちることになった。
クロトーネにとって痛かったのは、3シーズン続けてチーム最多得点者だった198cmの巨人FWシミーが昨夏に退団したことか。シミーはクロトーネと入れ替わるようにセリエAへ昇格したサレルニターナへ移籍しており、クロトーネは貴重な得点源を失ってしまった。

クロトーネとしてはショックが大きいだろう。2008-09シーズンは3部に所属し、2009-10シーズンよりセリエBに昇格。2015-16シーズンにはクラブ史上初となるセリエA昇格を勝ち取ったのだが、またも3部へ戻ることになる。

昨季セリエBへ降格したクラブではパルマも14位と苦戦しており、唯一ベネヴェントだけが6位と踏ん張っている状態だ。クロトーネのようにストレートで2部、3部と降格していくのも珍しいが、ここからクロトーネは復活できるのか。

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