エヴァートン降格回避の鍵はレドナップ氏が握っている? トッテナムも率いた名伯楽とランパードの繋がり

エヴァートンを指揮するランパード監督 photo/Getty Images

約半年でエヴァートンを残留に導くという難しいミッションが課せられている

プレミアリーグ創設以来初の降格が現実となってしまうかもしれないエヴァートン。チームを率いているのは現役時代にチェルシーなどで活躍したフランク・ランパード監督だ。

エヴァートンは現在、残留争いに巻き込まれながらリーグを戦っている最中。最下位のノリッジ・シティは既に降格が決まり、19位に位置するワトフォードも降格の可能性がかなり高い。消化試合数が他のチームより少ないものの、残り1つの降格枠である18位には現在エヴァートンが収まっている。17位のリーズ・ユナイテッドや16位のバーンリーといったチームの背中を追いかけている状況だ。

今季のエヴァートンはレアル・マドリードへと去ったカルロ・アンチェロッティ氏に代わり、ラファエル・ベニテス氏が監督に就任していた。しかし成績不振で1月に解任されると、ダービー・カウンティやチェルシーで監督としての経験を積んでいたランパード氏に白羽の矢が立った。

選手としての実績は偉大であるものの、監督としての経験はまだ浅く、ランパード監督就任後もエヴァートンは浮上のきっかけを掴むことができていない。結果が出ないことに本人も頭を悩ませていることが容易に想像できるが、ランパードの叔父にあたるハリー・レドナップ氏の存在は彼にとって心の大きな支えとなっているようだ。

レドナップ氏と言えば、トッテナムを始めとするイングランドのクラブを多数指揮してきた名伯楽だ。2005-06シーズンには、降格危機にあったポーツマスにシーズン途中から就任。現在のランパード監督と似たような状況にありながら、降格回避のミッションを見事クリアしている。

英『The Mirror』によれば、ランパード監督はこの監督経験豊富な叔父に電話でさまざまなことを相談しているようだ。

「ハリー、エヴァートンの仕事を引き受けるのはどう思う? チェルシーの仕事はどう思う? ポーツマスにいたんだから、この状況についてどう思う? そういうことを彼にぶつけるのは簡単なことだし、何かアドバイスがもらえるかもしれない。そのアドバイスがどんなものかについては、自分だけの秘密にしておくよ」

四六時中チームのことに頭を悩ませている今のランパード監督にとって、レドナップ氏の存在は心強いものとなっているだろう。もしかするとレドナップ氏のアドバイスがエヴァートン残留の鍵を握っているかもしれない。

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