攻守両面でリヴァプールの欠かせない存在に ボール保持率を高めるチアゴの守備力

守備での貢献度も高いチアゴ photo/Getty Images

正確なパスを供給するだけでなく

リヴァプールはUEFAチャンピオンズリーグ準決勝でビジャレアルと対戦。ホームでの1stレグは、2-0と先勝した。中盤から攻守においてリヴァプールの中心を担ったのは、チアゴ・アルカンタラだった。

チアゴは、この試合も先発で出場を果たし、ファビーニョとジョーダン・ヘンダーソンとのトリオを組んだ。前半からボールを支配して攻め込むリヴァプールで正確なパスで攻撃のタクトを振るうと、41分には自らミドルシュートを放ち、これがポストを直撃。得点の匂いを漂わせる。

後半に2ゴールを奪って勝利したリヴァプール。今試合でチアゴは驚異的な精度を発揮しておりパス成功率「96.1%」を記録。パス本数もトップのフィルジル・ファン・ダイクに次ぐ99本を通した。またロングパス成功数も9本で、成功率は100%とすべてのロングパスを前線につなげた。

また強度の高い守備もチアゴの特長の1つといえる。インターセプト数は5回を数えており、カウンターから攻撃を仕掛けようとするビジャレアルに対し、素早いネガティブトランジションと守備能力の高さで、すぐにボールを奪い返して支配率を高めた。チアゴはデータでも中盤から攻守両面で勝利に貢献している(データは『SofaScore』より)。

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