ハンダノビッチの代役確保は必須だったか 大一番で浮き彫りとなってしまったインテルの“控えGK問題”

ボローニャ戦で先発起用されるも、致命的なミスを犯してしまったラドゥ photo/Getty Images

ボローニャ戦で痛恨の敗戦

勝利を掴んでいれば、ACミランを追い抜いての首位浮上だった。しかし、そう簡単に事は運ばない。現地時間27日に行われたセリエA第20節延期分のボローニャ戦にて、インテルは痛恨の敗戦を喫することとなってしまった。勝ち点差「2」で追う首位チームの背中はすぐそこまで迫っていた同クラブだが、今季の優勝争いを左右する重要な一戦でまさかの黒星。ショッキングな試合となったことは間違いない。

加えて、このボローニャ戦は試合内容もダメージの残るものだった。試合開始早々の3分にMFイヴァン・ペリシッチのゴールで幸先よく先制したインテルだったが、その後はなかなか追加点を奪えない展開が続く。すると、28分には同点に追いつかれ、試合終了が迫った37分にはGKヨヌーツ・ラドゥのミスからボローニャに逆転ゴールを献上してしまったのだ。そのまま試合は1-2で終了。なかなか追加点を奪えなかったうえに、インテルは自軍のミスでゲームを決められることとなってしまった。後味の悪い、嫌な負け方となったのは間違いない。

しかし、今回の一敗は喫するべくして喫したものなのかもしれない。この試合、コンディション不良でスタメンから外れたサミール・ハンダノビッチに代わって起用され、致命的なミスを犯してしまったラドゥ。敗因は彼にあると考える人も多いだろうが、そもそも起用できるGKが彼しかいなかったことが問題と考えることもできるはずだ。

数年前から、現地メディアやSNS上のファンの間では「年齢を重ねてきたハンダノビッチの控えとなるGKの補強が必要」との声があったインテル。昨夏までの数回の移籍市場では、アーセナルのベルント・レノや当時ウディネーゼのファン・ムッソといった実力派GKを獲得する話も持ち上がっていたのは記憶に新しい。だが、同クラブはこれまでGKの補強には積極的に動かず。その結果として、今回のような控えGKのミスが敗因となるようなゲームが生まれてしまった。そのようには考えられないだろうか。

フットボールに「〜たら・〜れば」はナシだ。とはいえ、今回の敗戦で考えずにはいられないインテルの“控えGK問題”。はたして、今後はどうなるか。まずはハンダノビッチの全快を待ちたいところだが……。

記事一覧(新着順)

最新号を無料配信中!
電子マガジン「ザ・ワールド」
No.270 欧州4大リーグ2021-22

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ