2022年夏の移籍市場にて、はたしてマンチェスター・ユナイテッドはどのような右サイドバック補強に動いてくるのだろうか。今季はアーロン・ワン・ビサカが評価を落としており、ディオゴ・ダロトもそのチャンスを掴み切れてはいない印象の強い同ポジション。ほかにも補強ポイントを挙げることはできるが、マンUの右SBは今夏に整備すべきポジションの一つと言えるだろう。
では、そうなればマンUは一体どんな選手を確保しに向かうのか。英『Daily Mirror』によると、現時点で候補に浮上しているのはドルトムントのトマ・ムニエ(30)やノリッジ・シティのマックス・アーロンズ(22)といった右SBだ。しかし、ここにきてマンUの補強リストには新たな名前が追加されたようだ。
その選手とは、ミドルズブラに所属するU-21イングランド代表DFジェド・スペンス(21)だ。『Daily Mirror』によると、スペンスにはかねてよりアーセナルやリヴァプール、トッテナム、バイエルン・ミュンヘンといった複数クラブが獲得に興味を抱いていたとされるが、マンUもその争奪戦に参加する可能性が出てきたという。
今季はノッティングガム・フォレストにレンタルされ、チャンピオンシップ(英2部)でも屈指の実力者として認識されるようになったスペンス。豊富な運動量と対人の強さに加えて、アグレッシブな攻撃参加から高精度のクロスも供給することができる選手だけに、攻守両面でハイレベルな右SBを獲得したいマンUにとってはピッタリな人材と言えるだろう。まだ若いこともあり、長期的にポジションを任せることができる点も大きい。
さらに、マンUにとっては嬉しい情報も。英『talkSPORT』によると、スペンスは幼い頃から同クラブに強い憧れを抱いていた選手だという。獲得に名乗りを挙げれば、思いのほか交渉がすんなりと進む可能性は高いか。ノリッジのアーロンズも若き実力者ではあるものの、似たような争奪戦に身を投じるのであればスペンスの方が獲得の難易度は低いかもしれない。
マンUが狙う新たな右SBの補強候補。はたして、今季2部で暴れているイングランドの次世代SBは夏に赤い悪魔へと向かうこととなるのだろうか。その動向には今後も注目しておきたい。