ライプツィヒ残留か、それとも新たなクラブに向かうのか ライマーに浮上する“3つ”の選択肢

今夏の去就に注目が集まるライマー photo/Getty Images

バイエルンやドルトムントからも関心

今季前半戦はジェシー・マーシュ前監督の下でスタメン落ちの苦悩も味わった。しかし、RBライプツィヒに所属するオーストリア代表MFコンラート・ライマーには現在、シーズン終了後における複数の選択肢が用意される状況となっている。はたして、今季後半戦にドメニコ・テデスコ監督の下で怒涛の逆襲劇を披露している男は、夏にどのような決断を下すこととなるのだろうか。

そのライマーに用意されている選択肢というのは現時点で“3つ”だ。ひとつめは今季と同じくライプツィヒでプレイを続けること。今季序盤戦はマーシュ政権下でスタメン出場が僅か3試合のみとなっていた同選手だが、テデスコ政権に移行してからの彼は中盤で不動の存在となっている。テデスコ体制が続く限りは出番が保証される可能性が高いこともあって、安定した道を選ぶのであれば残留という選択が基本線かもしれない。

しかし、その一方では残されたあと“2つ”の選択肢も魅力的なのは間違いない。独『Spox』によると、今夏の移籍市場においては、同選手の獲得にドイツ国内のライバルクラブであるバイエルン・ミュンヘンとドルトムントが関心を寄せているという。ライマーの現行契約は2023年までとなっていることもあり、オファーの条件次第ではライプツィヒも放出を容認する構えとのことで、今夏の去就に関しては本人の意向によるところが大きいかもしれないと同メディアは伝えている。ライプツィヒで絶対的な主力として活躍し続けるか、それともバイエルンやドルトムントで新たな挑戦を開始するか……。現在のライマーは非常に悩ましい立場に置かれていると言っていい。
特に、ライマーにとってドルトムントへの移籍というのは興味深い話かもしれない。今夏、同クラブはスカッドの大刷新が噂されており、引き抜きの噂が絶えないジュード・ベリンガムや契約の問題でアクセル・ヴィツェルやエムレ・チャンにも退団の可能性が浮上中。加えて、昨今のドルトムントはカウンター時における守備面に難を抱えている状況で、ライマーのような守備強度の高いMFは加入となれば重宝されることが濃厚と言えるだろう。環境を変えても主力として一定の出番を確保できる可能性は高く、新たな環境に挑むのであれば今がチャンスと言える状況になっているのは間違いない。

そんなライマーだが、はたして今季終了後の彼はどのような選択肢を取ることとなるのだろうか。まずは21-22シーズンの日程を消化してからの話となるが、その動向には今後も注目だ。

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