英紙が指摘するユナイテッドの弱点 赤い悪魔はライン間で躍動する“ノルウェーの神童”に注意すべし

今季アーセナルで好調を維持するマルティン・ウーデゴー photo/Getty images

攻守に渡る献身性が評価されている

21日にチェルシーを4-2で破ったが、23日にはマンチェスター・ユナイテッドをホームに招く少々厳しい日程のアーセナル。それでも、CL出場権を与えられる4位以内でフィニッシュするにはここでの勝利が必須であり、ミケル・アルテタ監督の手腕に期待だ。

英『The Sun』ではこの試合アーセナルが有利であると予想しており、その根拠にユナイテッド側の脆弱な守備組織を指摘している。

確かに0-4で敗れたリヴァプール対ユナイテッドのナショナルダービーでは、その守備の脆さが目立っていた。裏のスペースへの対応、DFとMFの間で受けてくる選手への対応は整備されておらず、開始5分で失点を許してしまっている。

アーセナルがリヴァプールほどの攻撃力を持っているとは思わないが、気を付ける必要のある選手がいる。MFマルティン・ウーデゴーだ。

走力があって中盤から攻守にサポートできるレフティで、ユナイテッドが苦手とするライン間で受ける動きを得意とする選手だ。そこからの落としや展開力、ドリブルと選択肢が豊富であり、プレッシング数はチーム最多の477回と守備でも献身性を欠くことはない。今季はここまで6ゴール4アシストと数字の面でも結果を残しており、アーセナル躍進を支える一人である。

ウーデゴーがライン間でボールを受け、前進することができれば、アーセナルのブカヨ・サカとエミール・スミス・ロウの両翼が牙をむく。特にサカは右サイドからカットインし、そこからのシュートやラストパスを得意としており、対峙すると予想されるアレックス・テレスは守備対応が得意ではない。

アーセナルでは自身の地位を確立し、すでに欠かせない存在となっているウーデゴー。23歳とまだ若い選手であり、ユナイテッドでの大活躍に期待だ(データは『FBREF』より)。

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