アーセナルの若手補強路線はまた当たるか “コソボのメッシ”と呼ばれるレフティードリブラーへの注目

リールでプレイするジェグロヴァ photo/Getty Images

すでにフランスで結果を出しているアタッカー

近年アーセナルとフランスのリールは良好な関係を築いている。DFガブリエウ・マガリャンイス、FWニコラ・ペペはリールから加わった選手で、アーセナルは今もリールのタレントに目をつけている。

英『Daily Mirror』によれば、今ターゲットになっているのは同メディアより「コソボのメッシ」と評される23歳のFWエドン・ジェグロヴァである。

コソボ代表で10番を任されているジェグロヴァは右サイドを主戦場とする左利きのウイングで、ここはペペとの共通点がある。ペペといえば2019年夏に7200万ポンドもの移籍金でアーセナルに加わったが、その金額に見合うパフォーマンスは見せられていない。今夏の放出候補となる可能性もあり、その後釜候補として若いジェグロヴァは興味深い逸材だ。
ジェグロヴァは今年の冬にスイスのバーゼルからリールに移籍したばかりだが、アーセナル側はジェグロヴァ獲得に1100万ポンド程度を用意する考えだという。ペペに比べれば低コストで、ブカヨ・サカのバックアッパー候補としては理想的かもしれない。

コソボのメッシと評されるだけあって、ジェグロヴァの武器の1つはドリブルにある。リーグ・アンでも積極的に仕掛ける姿勢を見せており、ここまで192分間のプレイタイムで2得点1アシストとまずまずの滑り出しを見せている。

まだ5大リーグで通用するか未知数なところは多いが、ここ最近のアーセナルは若手補強でヒットを連発している。今後の移籍市場でも同様のスタンスで動くと見られており、若いジェグロヴァはそのスタイルに合っている。

もう少しリールでのパフォーマンスを注意深くチェックしたいところだが、ジェグロヴァは一気にステップアップを果たすのか。リールも若手の発掘と育成には長けたクラブだけに、ジェグロヴァの才能が本物ならば面白い。

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