赤い悪魔の復権はこの2人に託された? 今季30ゴール以上を決める、得点力開花したヤングFWたち

今季得点量産中のクリストファー・エンクンク photo/Getty images

移籍金の総額はすごいことになりそうだが

21-22シーズンも終盤戦に突入しており、各選手の評価が固まりつつある。今季は得点力を伸ばした若手が多く、ライプツィヒのクリストファー・エンクンク(24)やベンフィカのダルウィン・ヌニェス(22)は来夏の移籍市場での人気銘柄となるだろう。

パリ・サンジェルマンからライプツィヒへ出場機会を求めやってきたエンクンク。19-20シーズンには13アシストとチャンスメイクでは頭角を現わしていたが、今季得点面でも一気に飛躍し、ここまでリーグ戦だけで17ゴール13アシストを記録している。全コンペティションを合わせれば30ゴール18アシストであり、これが並の数字でないことが分かる。エンクンクに関してはライプツィヒでのストライカー兼トップ下のような起用法が当たっており、得点力、チャンスメイク力の両方が最大限に引き出されている。これはドメニコ・テデスコ監督の手腕であり、今後のエンクンクの起用法のお手本を示している。また、英『planet football』では2022年になってからの5大リーグでのゴール、アシスト数を集計しており、エンクンクは22ゴール関与で2位に立っている。これはレアル・マドリードのカリム・ベンゼマの23ゴール関与の次の数字であり、今季のエンクンクの活躍度合いが分かる。

ヌニェスは昨季リーグ戦6ゴール9アシストで終わったストライカーだが、今季は全コンペティション合わせて32ゴール3アシストと自身の実力が本物であることを証明している。ポルトガルリーグは5大リーグ外ではあるが、CLラウンド8ではリヴァプール相手に2ゴールを決めて爪痕を残した。相手のGKはアリソン・ベッカーであり、簡単にボールネットを揺らすことはできない。その2ゴールではポジショニングやスピード、決定力、動き出しと自身の多彩さをアピールしており、今季32ゴールの実力は伊達ではない。

ここまでの活躍を見せればメガクラブが彼らを獲得しようとするのは必然であり、英『90min』によればマンチェスター・ユナイテッドが獲得に目を光らせているという。ヌニェスのようなストライカー、エンクンクのような前線でのユーティリティプレイヤーがちょうど不足しており、就任が噂されるエリック・テン・ハーグと共に赤い悪魔の再建を手伝う救世主となるのだろうか。

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