リヴァプールの“ハイプレス用フロントスリー” マネのスピードを活かした新たな選択肢

2得点を決めたマネ photo/Getty Images

マンCに3ゴールを決める

リヴァプールはFAカップ準決勝でマンチェスター・シティと対戦する。プレミアリーグのトップ2である両者の対戦は、前半にリヴァプールが3ゴールを奪い、3-2と勝利した。この試合で2ゴールを決めたサディオ・マネは、センターFWとして自身の持ち味を発揮している。

モハメド・サラー、ルイス・ディアスと3トップでスタメン出場したマネは、この試合も中央を務めた。1点を先制した17分、マンCのGKザック・ステッフェンに激しくプレスをかけると、そのままスライディングでゴールを決めて2点差に広げる。

さらに前半終了間際にもゴールネットを揺らし、リヴァプールは前半から大きなリードを得た。今季はロベルト・フィルミーノが負傷した影響やL・ディアスの早期フィットもあり、後半戦は3トップの中央を務めることが増えている。
ディアスとサラーの献身的な守備によって、相手のポゼッション時にパスコースを限定するリヴァプール。その状態で彼らよりも積極的でスピードのあるマネのプレッシングが中央から来ることで、相手の選択肢はなくなってしまう。若きステッフェンは、そのプレッシャーをはねのけることができず痛恨のミスをとなってしまった。フィルミーノの負傷や一時のジョタの不調によってマネが中央を務めることとなったが、結果的にはハイプレスの新たな選択肢が増える結果となった。

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