アンカーの控えは獲得が難しい シティがロドリの控え候補として獲得する選手の共通点とは

今季限りでの退団を発表したフェルナンジーニョ photo/Getty images

誰が来るか

ヴァンサン・コンパニ、ダビド・シルバ、セルヒオ・アグエロと近年のクラブの成長を支えてきたレジェンドの退団が目立つマンチェスター・シティだが、今季限りでフェルナンジーニョもチームを去るようだ。英『manchester evening news』によるとトップチームでのプレイタイムをより得たいと考えており、母国ブラジルに戻ると家族と相談して決めたと話している。

昨季はフェルナンジーニョがアンカーでのスタメンだったが、今季のロドリが素晴らしい安定感があり、完全に序列は逆転してしまった。フェルナンジーニョが試合に出ることもあるが、試合感のなさなのか中盤で振り切られるシーンも散見されており、ここからロドリからポジションを奪うのは難しいだろう。

シティとしては頼れるベテランを失うことになる。アンカーに加えていざとなればセンターバックをこなせるユーティリティ性は魅力的であり、中盤の補強は来夏必須となるだろう。

候補となる選手は複数いるが、チーム内で補うとすればアカデミーに18歳のMFロメオ・ラヴィアという逸材がいる。ベルギーのアンデルレヒトからやってきた選手で、今季は何度かトップチームでもプレイしている。そのことからもジョゼップ・グアルディオラ監督から信頼されているといえるが、ロドリの控えは荷が重く、もしロドリが怪我で長期離脱となればラヴィアの成長がない限りビッグマッチで勝つのは難しい。

そこで外部から獲得することになるが、噂として挙がっているのがレアル・ソシエダのミケル・メリーノとスポルティングCPのマテウス・ヌネスだ。

メリーノはソシエダでプレイする25歳でスペインのフル代表を経験している実力者だ。今夏に行われた東京五輪にはオーバーエイジ枠として参加しており、日本代表とも対戦している。アンカーで配給役に回ることもできるが今のチームでは一つ前のインサイドハーフも任されており、3ゴール2アシストと得点面でも貢献している。

ヌネスはスポルティングCPで活躍する23歳。シティ以外ではウルブスが興味を示している。クラブでは基本的にダブルボランチであり、攻守両面で輝くボックス・トゥ・ボックスだ。デュエルの強度が高く今季は173回リーグで3番目の好成績を残しており、中盤のフィルターとしての活躍が見込める。

両者に共通するのはインサイドハーフでプレイが可能ということだ。もしどちらかの選手を獲得することになっても、ロドリがスタメンなのは変わらない。そうなれば必然的にフェルナンジーニョのように出場機会は減ることになるが、ひとつ前のポジションでプレイできるなら出番はある。今の中盤はケビン・デ・ブライネ、イルカイ・ギュンドアンが30代に突入しており、この補強でインサイドハーフ、アンカーと2つのポジションが強化できれば素晴らしい。しかし、問題は高額な移籍金であり、両者共に契約解除には6000万ユーロ(日本円にして約82億円)が必要となる。来夏にストライカーの獲得も目指しているシティとしては大きな金額であり、資金のやりくりが重要となる。

パスの供給、セカンドボールの回収とシティの攻撃的なサッカーを支えているアンカー。しかし、システム上ポジションは1つであり、他のポジションも兼任させるなどペップの手腕が問われることになる(データは『SofaScore』より)。

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