次から次へと決定機を創出した柏のテクニシャン 小屋松知哉が見せた抜群の貢献度

小屋松が柏でどこまで大きな存在となっていくかは今から楽しみだ(写真はイメージ) photo/Getty Images

何度もチャンスを創出した新加入MF

20日に行われた明治安田生命J1リーグ第5節にて、アウェイで名古屋グランパスと対戦した柏レイソル。結果は1-1の引き分けに終わったものの、この試合で同クラブは多くの時間で名古屋を押し込むことに成功。内容としては実りのあるゲームになったと言っていいだろう。

そんな柏のなかでも、ひときわ輝いていたのが今季新加入のMF小屋松知哉だ。この試合でレイソルは前線で起点となるFWドウグラスを欠くこととなったが、彼の代役として2トップの一角に入った小屋松は周囲の期待に応える活躍を見せてくれた。最前線の細谷と中盤を繋ぐリンクマンとして機能し、積極的にボールに触りながらチャンスメイク。得点にこそ絡むことはなかったが、その存在感は絶大だった。

なかでも、決定機となった2つのシーンは印象的。味方の動きをよく見ながら細谷のラストパスを受けた52分、そしてルーズボールに果敢に足を出してフィニッシュまで持っていった62分。これらの場面で小屋松が見せた動きは、いずれも一点モノのプレイだったと言えよう。惜しくも名古屋GKランゲラックの好守に阻まれ得点とはならなかったが、そのほかにも彼がチャンスを生み出すシーンはいくつか見て取れた。この試合における柏攻撃陣の中心として、小屋松が大いに機能していたのは間違いない。
名古屋戦で大きなインパクトを残すことに成功した小屋松。ここから柏における彼の存在感がどこまで大きなものとなっていくかは非常に楽しみだ。

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