デビューから“2分半”で結果残した新助っ人 浦和の救世主となる男が見せた得意パターン

デビュー戦でゴールのモーベルグ photo/Getty Images

スパルタ・プラハから加入したモーベルグ

J1第5節でジュビロ磐田に4-1で勝利した浦和レッズで、大きなインパクトを残した男がダヴィド・モーベルグだろう。今季浦和に加入し、デビュー戦となった磐田戦で、わずか“2分半”でゴールを決めた助っ人が、序盤戦苦しんだ浦和の救世主となるか。

磐田戦で決めたゴールはまさに名刺代わりの一発だった。相手からボールを奪うと3人に囲まれながら狭いスペースをまたぎフェイントでかわして突破する。身体でもフェイントを仕掛けてシュートコースを作ると、左足を振り抜く。

磐田守備陣も左利きという情報は入っていただろう。DFはモーベルグの左側に走りシュートコースを消す対応を見せたが、同選手は自らのフェイントで一瞬で開いたコースを見逃さず、わずか数分で埼玉スタジアムに駆け付けたサポーターの心をつかんだ。

試合後にモーベルグも自身の得点について「(加入後)ストロングポイントをよく聞かれるが、それを表現できたと思う」とコメント。チェコ国内の強豪クラブであるスパルタ・プラハで、ゴールを積み重ねた男の“得点パターン”をデビュー戦で見せつけた。

昨季はキャスパー・ユンカーやアレクサンダー・ショルツといった助っ人たちが強いインパクトを残し、主力としてチームに貢献した。モーベルグも彼らとともに右サイドからチームをけん引していく存在となることに期待したい。

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