7戦未勝利の神戸が三浦監督を解任 昨季最高位ながら怪我人続出でクラブワースト記録に

昨季は神戸を3位に導いた photo/Getty Images

4月にはACL開幕を控えるも

昨季は夏に豪華なFW陣を補強し、アンドレス・イニエスタという世界最高峰の司令塔とともに勝利を積み上げ、3位というクラブ史上最高成績を更新したヴィッセル神戸。しかし今季は開幕7戦未勝利と厳しいスタートを切り、三浦淳寛監督の解任を発表した。

来月にはAFCチャンピオンズリーグが始まる直前での監督交代となった神戸だが、この判断は好転するのだろうか。後任についての発表はされていないものの、4月2日にはJ1第6節の京都サンガFC戦が予定されており、インターナショナルウィークでの中断期間中に発表となるだろう。

三浦監督は2018年に強化責任者のスポーツダイレクターを務めており、家庭の事情によって辞任した前任のトルステン・フィンク氏の後に就任。昨季はクラブ最高位の成績を上げる中、今季はクラブワースト記録となる7戦未勝利が現在も続いていた。

ただ監督経験のない状況で指揮官としてフィンク氏を引き継ぎ、ACL出場までチームを引き上げた手腕は評価されるべきだろう。今季はドウグラスや田中順也などサブからでも結果を残せる選手が退団した中で、昨夏補強した武藤嘉紀やボージャン・クルキッチといったFW陣が離脱、大迫勇也や藤本憲明も欠場が目立つなど、苦しい台所事情が続いていた。

フィンク時代には天皇杯優勝を経験し、三浦監督の下でリーグ3位にまで輝いた神戸。クラブとしての成績は上向いており、イニエスタを筆頭に多くのスタープレイヤーをチームに招き入れている。次なる指揮官には、厳しい状況下でもやりくりできる名高い経験者を探しているかもしれない。フィンク氏だけでなく現在マンチェスター・シティのアシスタントコーチを務めるファン・マヌエル・リージョ氏を過去に招へいしており、指揮官にも大きな成功を遂げたビッグネームが来ることはあるのだろうか。

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