「右SBのデ・ブライネ」だと絶賛 すでに60アシストを記録しているA・アーノルドは史上最高となれるか

サイドバックながらチャンスを量産するアレクサンダー・アーノルド photo/Getty images

現状では彼は世界最高か

ユルゲン・クロップ就任以降、成長を続けるリヴァプール。今季はカラバオカップを制し、すでに一つのタイトルを獲得している。また、プレミアリーグ、CL、FAカップでタイトル獲得のチャンスがあるクラブとなっており、英国での史上初となる4冠の可能性を残している。

今季はアフリカネーションズカップの影響でモハメド・サラー、サディオ・マネらが離脱したこともあり、プレミアではシティに離されると予想されていたリヴァプールだが、3月時点での勝ち点は6ポイントとそこまで差はない。4月にはシティとの直接対決が予定されており、そこで勝利すればさらに差は縮まることになる。

今季はそのサラーらの活躍も見ものだが、右サイドバックであるトレント・アレクサンダー・アーノルドの活躍が素晴らしい。リヴァプールの下部組織で育ち、2016年にトップチームデビューを飾ったA・アーノルド。23歳と若手の年齢ではあるが、すでに212試合にリヴァプールの選手として出場しており、60アシストを記録している。

アシスト数からも分かる通りパスで局面を打開できる選手で、彼の右足からのチャンスメイクはワールドクラスだ。今季のアシスト数11はサラーを抜いてプレミアでトップであり、ビッグチャンスクリエイト数16回もリーグで1位の数字である。

そんなA・アーノルドを称賛する声は多く、「トレントのプレイを見るといつも驚かされます。彼は右サイドバックですが、8番や10番のように見えます。彼は歴史上最高のライトバックの一人になれるクオリティを備えており、ハイレベルでプレイし続けることを願っています」と英『talk SPORT』にてチームメイトのファビーニョが語っている。

さらに英『Squawka』ではインテル戦でのパフォーマンスについて「右サイドバックのケビン・デ・ブライネ」だと称賛している。チャンスを生み出すことを強みとする選手であれば、デ・ブライネとの比較は評価の高い証であり、A・アーノルドのレベルの高さが伝わってくる。インテル戦は0-1と敗戦となったが、5回のキーパスを記録するなど攻撃面で強みを見せた。

守備面での不安もあり、イングランド代表ではカイル・ウォーカーにポジションを譲っているA・アーノルドだが、攻撃面で彼にかなう右SBはいないだろう。まだ23歳と若く、どこまで数字を伸ばすのか楽しみだ(データは『SofaScore』より)。 

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