0-6の完敗、2点差ひっくり返されての大逆転負けも…… ボルシアMGにまさかの降格あり得る

状態上がらぬボルシアMG photo/Getty Images

負け方が最悪に近い

ブンデスリーガでもトップ10の常連だったボルシアMGは降格してしまうのだろうか。チームには最悪に近い空気が流れている。

2022年はスタートこそバイエルンを2-1で撃破する良好なものだったが、その後はDFBポカールでハノーファーに0-3の完敗、リーグ戦ではドルトムントに0-6の大敗を喫し、前節はシュツットガルトに2点差をひっくり返されて2-3で敗れてしまった。

まだ13位と降格圏に落ちたわけではないが、16位ヘルタ・ベルリンとは4ポイントしか離れていない。決して安心できる状況ではない。
気になるのはチームのモチベーションだろう。すでに今季限りで契約満了となるDFマティアス・ギンターの退団が決定しており、他にもFWパトリック・ヘアマンの契約が今季限りで切れる。2023年にはFWマルクス・テュラム、アラサン・プレア、ブリール・エンボロ、MFクリストフ・クラマー、DFラミ・ベンゼバイニ、GKヤン・ゾマーといった主力との契約が満了となる。

まだ契約がどう動くかは分からないが、独『Sport1』は選手たちが試合に集中できていないのではと一体感のなさを心配している。移籍の方に気持ちが揺れている選手がいるのではないかと指摘されているのだ。

チームの順位も上がらず、選手たちとしてはモチベーションを維持するのが難しいだろう。シュツットガルト戦もあっさり逆転されてしまい、選手たちがどこまでリードを守るのに必死だったかは分からない。

失点数は51点に達しており、これより多いのは16位ヘルタ(58失点)と最下位グロイター・ヒュルト(64失点)の2クラブのみ。一体感を欠いているのは明らかで、前節のシュツットガルト戦の逆転負けは精神的ショックが大きいはず。指揮官アドルフ・ヒュッターもこれ以上舵取りを誤れば、まさかの降格もあり得るだろう。

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