“ウクライナに栄光あれ”とジンチェンコ ロシアの軍事侵攻の状況下にも精神面屈せず

マンチェスター・シティでプレイするジンチェンコ photo/Getty Images

SNSでもメッセージを投稿

ロシアはウラジミール・プーチン大統領の命令によってウクライナへの侵攻を進めている。ウクライナ国内では民間人にも犠牲が出ており、大きな問題へと発展している。

そんな中で注目を集めるのがマンチェスター・シティで左サイドバックとして存在感を発揮するウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコだ。プレミアリーグ第26節のトッテナム戦にもベンチ入りしており、主力としても期待されている同選手。左サイドバックや中盤でも大きな成長を見せている。

そんなジンチェンコは、週末のエヴァートン戦に向けてマンCでトレーニングを続けている。ただ彼の『Instagram』には、現在のウクライナでの様子が投稿されており、母国での情報を伝えている。自身も精神的に苦しい状況ではあるだろう。

そういった中で同選手は「世界全体が僕の国を心配している。私は戻ることができないから、自分の意見を伝えたい」と綴り、ウクライナの写真を指して以下のように投稿した。

「写真に写っているのは私の国。スポーツの舞台で守る国。私たちが発展させようとする国。国境を侵すことができない国。私たちのウクライナを誰も奪うことはできない。私たちのものを絶対に譲らない。ウクライナに栄光あれ」

この投稿に対し、ウクライナ代表チームもコメントを送っている。自国の苦しい状況で、精神的にも正常ではないかもしれないが、ジンチェンコは自らの国とチームのために“サッカー”で戦っているのだ。プレミアリーグ第27節のエヴァートン戦は、26日26時半にキックオフとなる。ウクライナの状況は回復へと向かうだろうか。

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