今季明らかに目立つ“状況判断の悪さ” マンUでもがき苦しむラッシュフォードの運命は

今季マンUで苦しんでいるラッシュフォード photo/Getty Images

このままでは終われないはずだが……

いったい、マンチェスター・ユナイテッドの若きNo.10は今季どうしてしまったのか。そのNo.10とは、もちろんFWマーカス・ラッシュフォード(24)のことだ。昨季までプレミアリーグで3シーズン連続の二桁得点を奪っていた同選手だが、2021-22シーズンはここまで苦しい時間を送ることとなっている。

若くしてマンUでブレイクを果たし、以前までは着実にワールドクラスへの階段を駆け上がっている印象もあったラッシュフォード。特に印象的だったのは2019-20シーズンで、彼はこのシーズンにプレミアで驚異の17ゴール9アシストという成績をマーク。当時の彼を見て、多くのファンがその後のさらなる成長を期待したはずだ。

しかし、あれから2シーズン後の今季、ラッシュフォードのゴールラッシュはパタリと止まってしまった。昨季こそ11ゴール11アシストという成績を残した同選手だが、2021-22シーズンのプレミアでは現時点でたった4ゴールしか挙げることができていない。肩の怪我で開幕から出遅れたことを考慮しても、例年の彼と比べればスローペースすぎる。
加えて、今季のラッシュフォードに関して心配なのは得点数の少なさだけでない。ゴールが奪えないだけならまだしも、昨今の彼はプレイ自体の内容も芳しくない。かねてより指摘されていた状況判断の悪さはより目立つようになってきており、思いもよらぬ方向へパスを出すこともしばしば。彼の判断が遅く、味方との呼吸が合わない場面も散見される。

「ラッシュフォードのパフォーマンスが上がってこない。このままでは偉大なレジェンドたちに肩を並べるどころか、ユナイテッドで試合に出ることすら難しい。加えて、イングランド代表としてのカタール行きも厳しくなってきた。数年前までは彼がスリーライオンズの中心になると思っていたファンも多かったはずだが、この状態が続けばそれは実現しないだろう」(英『Daily Mirror』)

そんな現在のラッシュフォードについては、現地メディアもこのような見解を示している。マンUで苦しい時期を過ごすこととなっているNo.10だが、はたして彼はここから以前のフォームを取り戻すことができるのだろうか。評価回復の時が待たれるところだが……。

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