今冬の積極補強で降格圏脱出 ウッド、ギマランイスら加えたニューカッスルに見えてきた残留

年明けから結果出し続けるニューカッスル photo/Getty Images

一気に17位へ

今冬の補強から一気に残留を勝ち取ってしまうのだろうか。あっという間に降格圏を抜け出したのがニューカッスルだ。

ニューカッスルといえば昨年10月にサウジアラビアの政府系ファンド『PIF』による買収が発表されたものの、豊富な資金源を手にしたまま2部に落ちてしまうのではないかと心配されていたクラブでもある。

買収劇からの2部転落は笑えない冗談だが、フロントは事態解決へ今冬に緊急補強へ動いた。DFキーラン・トリッピアー、FWクリス・ウッド、DFダン・バーン、マット・ターゲット、MFブルーノ・ギマランイスら即戦力を加え、その成果もあって昨年12月末からリーグ戦で無敗が続いている。
もっとも、新戦力の全員がいきなり結果を出したわけではない。まだほとんどの時間をベンチで過ごしている者もいるが、右サイドバックのトリッピアーは得点も記録するなど見事な活躍を披露。負傷で離脱したのは残念だが、ひとまずチームは17位まで順位を上げることに成功した。安全圏とは言えないが、精神的には幾分か楽になれるだろう。

また昨年11月よりチームの指揮官に就任したエディ・ハウも奮闘しており、英『FourFourTwo』は徐々にアイディアが浸透してきたと青年指揮官の手腕を称える。2月にはフランク・ランパード体制でリスタートを切ったエヴァートン、名将の香り漂うスティーブン・ジェラードが就任したアストン・ヴィラを撃破しており、ニューカッスルに良い流れがきているのは間違いない。

同メディアは今冬の積極補強が選手たちのメンタルに勢いを与えたのではないかとの見方を示しているが、クラブの積極的な姿勢に選手が刺激を受けた部分はあるかもしれない。今季1部残留を決めれば、再び今夏に戦力補強へ動ける。サポーターを楽しませるためにも、選手たちには意地で1部残留を決めることが求められている。

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