“バレッラの代役”には収まらない貢献度 守備でインテルを支えた中盤の潰し役

中盤で存在感を発揮したビダル photo/Getty Images

存在感を発揮したビダル

UEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦でリヴァプールと対戦したインテルは、0-2と1stレグを落とした。グループステージでの報復行為により、2試合の出場停止が課されているニコロ・バレッラに代わって出場したアルトゥーロ・ビダルは、自身の持ち味を活かして中盤を制圧した。

[3-5-2]のシステムを採用するインテルで、右インサイドハーフとして出場したビダル。チアゴ・アルカンタラやハーヴェイ・エリオットといった足元の技術が高いMFを先発起用したリヴァプールに対し、前半から縦横無尽に動き回って守備でインテルを支える。

中盤で強さを見せたビダルはデュエル勝利数でチーム最多の「11」を記録。中盤での素早いインターセプトから何度もチャンスを作ったインテルで、自身の長所を遺憾なく発揮する。またタックル成功数も「7」とアグレッシブな守備で存在感を見せた(データは『SofaScore』より)。

最終的にはリヴァプールとの地力の差を見せつけられた形となったインテルだが、ビダルは87分に交代するまで中盤でボールを奪う役目に徹していた。次戦もバレッラは出場停止のため、ビダルが出場するだろう。今試合のようなパフォーマンスを継続して見せることができるか注目だ。

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