メッシ、ディバラたちとW杯へ? プレミアからアルゼンチン代表へアピールするFWがいた

ブライトンで奮闘するモペイ photo/Getty Images

今のアルゼンチン代表ならばチャンスありか

すでに今年のワールドカップ・カタール大会出場を決めているアルゼンチン代表は、前線にリオネル・メッシ、パウロ・ディバラ、ラウタロ・マルティネス、ホアキン・コレアら実力あるプレイヤーを抱えている。

このあたりはさすがアルゼンチンと言うべきだが、それでも数年前に比べれば地味な面子でもある。2010年代はゴンサロ・イグアイン、セルヒオ・アグエロ、カルロス・テベスらも入っており、破壊力は以前の方が上かもしれない。

今ならチャンスがあるだろうか。イングランド・プレミアリーグからアルゼンチン代表入りの機会を探っているアタッカーがいる。
ブライトンで今季リーグ戦8得点を挙げている25歳のFWニール・モペイだ。モペイといえばフランス出身のプレイヤーで、世代別代表ではフランスを選択している。

しかし、モペイは母親がアルゼンチン出身ということもあってアルゼンチン代表の方も選択できる。今のところフランスのA代表から声がかかる気配がないため、アルゼンチン代表入りの可能性も探っているようなのだ。

アルゼンチン『La Nacion』によると、モペイは同じブライトンに所属するアルゼンチン人MFアレクシス・マック・アリスターを通じて代表監督リオネル・スカローニに自身をアピールしたことがあると明かしている。

「アレクシスとは良い友人関係にあるんだ。彼が以前代表に招集された時、監督に僕のことを伝えてくれと言ったんだ。代表に入りたがっている選手がいるよとね」

ブライトンは上位クラブではないものの、プレミアリーグで8得点を挙げているモペイの得点力は評価されるべきだろう。昨季も8得点、一昨季は10得点奪っており、プレミアではまずまずの結果を残している。

最近のアルゼンチン代表はメッシ、ディバラ、ラウタロ、コレア、さらにはフィオレンティーナのニコラス・ゴンザレスらが継続的にFW枠で招集を受けており、他に代表監督リオネル・スカローニはリーベル・プレートで売り出し中の若手FWフリアン・アルバレス、アストン・ヴィラで苦戦気味のエミリアーノ・ブエンディア、今冬にアメリカ・MLSのアトランタ・ユナイテッドへ移籍することになった20歳のティアゴ・アルマダといった選手にチャンスを与えており、メッシらを除けば中堅クラブのプレイヤーも目立つ。このメンバーならばモペイにもチャンスがあるのではないか。

「以前、アルゼンチンとフランスの両方から同時に声がかかったらと想像したことがある。予想はできないけど、代表チームでプレイするのはアメイジングなことだろう。同時に2人の代表監督が僕を呼ぶ展開を想像するのは難しいね。もしそうなったら、決めないとね」

モペイは冗談交じりにこう付け加えているが、そんなハッピーなシナリオは起こるだろうか。プレミアで活躍を続ける限り、可能性はゼロではない。まだワールドカップまでは時間が残されているため、今季は得点数を二桁に乗せてアピールを続けたいところだ。

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