スパレッティは敵としてインテルを迎え撃つ
12日、セリエAでは優勝争いへ重要な一戦となるナポリVSインテルのゲームがおこなわれる。この一戦で伊『Gazzetta dello Sport』が注目するのが、インテルを中盤の底からコントロールするMFマルセロ・ブロゾビッチである。
というのも、現在ナポリを指揮するルチアーノ・スパレッティは2017年から2年間インテルの指揮官を務めた経験があり、その際にブロゾビッチの才能をアンカーとして開花させている。今ではそのブロゾビッチがスパレッティにとって厄介な相手となっているのだ。
2016年からインテルでプレイするブロゾビッチは、2017-18シーズンに4得点9アシストの成績を残すなど若い頃は攻撃的な位置でもプレイする選手だった。中央はもちろん、サイドハーフに入ることもあった。
しかし、スパレッティ体制より徐々に守備的MFとしての起用が増加。これがブロゾビッチとインテルにとって大きなコンバートだったのは間違いない。
同メディアは、ブロゾビッチのことをバスケットで使用されるポジション名「ポイントガード」と評する。ゴールを量産するような選手ではないため地味に見えるかもしれないが、ブロゾビッチこそインテルの攻守をコントロールするキーマンだ。
今では世界屈指のアンカーとの評価を得るようになり、昨季にはインテルのスクデットに大きく貢献することになった。今スパレッティはブロゾビッチからスタートするインテルの攻撃を抑えなければならない。簡単なミッションではないが、今のインテルを封じるにはブロゾビッチに自由を与えてはならない。