ランパードの下で復活なるか トッテナムを離れたデル・アリの未来は

今冬トッテナムからエヴァートンに活躍の場を移したデル・アリ photo/Getty Images

逆襲劇開始の可能性はまだ十分にある

2022年冬の移籍市場にて、トッテナムからひとりの“元ワンダーボーイ”が他クラブへ活躍の場を移すこととなった。ここ数年、スパーズでは活躍できていなかったものの、元イングランド代表MFデル・アリ(25)は新天地でもう一度そのキャリアに火をつけることができるか。

2015-16シーズンに当時19歳という年齢でブレイクを果たしたものの、ここ数年はトッテナムでの序列が低下していたデル・アリ。この状況を受けて、同選手は今冬エヴァートンへの移籍を決断。新天地で再スタートを図ることとなった。

かつてはスティーブン・ジェラードやフランク・ランパードとも比較されるような攻撃的MFだったはずが、まだ25歳にしてまさかのトッテナム退団。近年は少し難しい時間を過ごしているデル・アリだが、はたして彼はエヴァートンで華麗な逆襲劇を披露できるのか。やや心配な面はあるものの、かつてアーセナルなどで活躍した元イングランド代表FWポール・マーソン氏は、ランパードの下でならデル・アリは復活できるはずと主張する。

「ランパードが率いるエヴァートンでなら、デル・アリはかつてのフォームを取り戻せると私は思う。うまくいけば、12月のカタールW杯にも出場できるようになるのではと期待している。スパーズではもう活躍できないのではと思っていたところで環境を変えることになったから、なおさらだ。新たなチャンスを得たことで彼も感じる部分はあるはず。加えて、中盤の攻撃的な選手を成長させるにあたって、ランパードはこの上ない指導者だ。現役時代に似たようなプレイスタイルを見せていた男からのアドバイスは、間違いなくデル・アリに良い影響をもたらすだろう。元いた場所に戻るのも、そう時間はかからないと信じたい」(英『DAILY STAR』より)

現役時代には、デル・アリと同じく攻撃的なスタイルのMFとして名を馳せたランパード監督。それだけに、同選手のプレイ面における問題は、指揮官の経験によって解決できるとマーソン氏は見ているようだ。たしかに、そういった側面はあるだろう。

加えて、デル・アリにとってポジティブな要素はほかにもある。それはマンチェスター・ユナイテッドから加入したMFドニー・ファン・デ・ベークの存在。自由なポジション取りからアタッキングサードで勝負できる彼が、一瞬の閃きに秀でたデル・アリの考えを理解して呼吸が合えば面白い。今はまだ両者ともに加入したばかりでチームに馴染みきれていないものの、時間を経るごとに積み上がってくる連携がどれほどのレベルに達するのかは今から楽しみだ。

新天地デビュー戦となった現地時間8日のニューカッスル戦(●1-3)でこそ失点につながるボールロストをしてしまったデル・アリだが、彼はここからチームを勝利に導く大爆発を披露することができるか。“元ワンダーボーイ”の復活を多くの人が待ちわびている。

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