リヴラメントやブロヤを一線級の選手へ ビッグクラブのアカデミー産を狙うサウサンプトンの補強戦略

ここまで5ゴールを決めているブロヤ photo/Getty Images

マンチェスター・シティのデラップやマカティにも興味を示していた

シーズン序盤の勢いは消え、現在はプレミアで苦戦を強いられているチェルシー。22節は首位マンチェスター・シティと対戦したが、終盤にケビン・デ・ブライネにゴールを許し、今季の対シティは連敗となった。

このようにトップチームは苦戦気味だが、ローンで放出された若手たちは各地で大活躍中だ。特にクリスタル・パレスでプレイするコナー・ギャラガーは素晴らしい輝きを放っており、ここまで7ゴール3アシストとチェルシーでいえばメイソン・マウントの7ゴール5アシストに続く数字を残している。

サウサンプトンにレンタルされているFWアルマンド・ブロヤの活躍も気になる。2020年にチェルシーでトップチームデビューするも、その後は出番を得られず、昨季はオランダのフィテッセに貸し出されていたブロヤ。今季はラルフ・ハーゼンヒュットル率いるセインツでプレイしており、ここまで5ゴールを奪う活躍でチームに貢献している。

191cmの高さを武器とするストライカーであるブロヤ。サイズを生かした空中戦やポストプレイに加え、サイドに流れれば推進力のあるドリブルで運ぶことのできる万能なプレイヤーだ。昨季はフィテッセで10ゴールを決めており、今季の活躍もサプライズではない。

英『90min』によればサウサンプトンはブロヤを完全移籍で獲得したいとチェルシーに交渉を持ちかけているようだ。報道によれば今週中に決まるとされており、移籍金は2000万ポンドとなるようだが、同じくチェルシーからサウサンプトンに移籍したティノ・リヴラメントと同様に買い取りオプションが付くとのこと。ブロヤ本人はチェルシーでのプレイを希望しているようだが、よりチャンスが得られるのであれば、完全移籍もいとわないようだ

獲得したとしても将来チェルシーに買い戻される可能性もあるが、サウサンプトンはこういったビジネスが上手い。前述したリヴラメントもチームになくてはならない存在として活躍している。ブロヤもリヴラメント級になっており、今後の動向に注目したい。

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