最近はミランのFWズラタン・イブラヒモビッチ(40)、マンチェスター・ユナイテッドFWクリスティアーノ・ロナウド(36)のように大ベテランとなってからも得点を量産している鉄人ストライカーたちが話題だが、イングランドにもまだ闘志を燃やし続ける大ベテランFWがいる。
39歳になった今も所属先を探すのは、元イングランド代表FWジャーメイン・デフォーだ。
トッテナム、サンダーランド、ボーンマスなどイングランド国内クラブを中心にプレイしてきたデフォーは、2018年よりスコットランドのレンジャーズに所属していた。
同じイングランド代表でプレイしたスティーブン・ジェラード率いるレンジャーズでチームのリーグ優勝に貢献するなど、デフォーは30代後半になっても衰えを見せていない。2019-20シーズンにはスコットランド国内リーグで13得点を挙げており、レンジャーズでも貴重な戦力だったのだ。
ただ、そのレンジャーズとの契約も今月12日で満了。今はフリーの立場となっているのだが、英『The Sun』はまだ複数クラブがデフォーに関心を示していると伝えている。
中でもデフォーが興味を示しているのが、古巣サンダーランドへの復帰案だ。デフォーは2014年からの3年間サンダーランドでプレイし、当時はチームもプレミアリーグに所属していた。しかし、今ではサンダーランドは3部相当のリーグ1にまで落ちている。過去の栄光は色褪せてしまったものの、今季は現時点でリーグ3位と結果は出ている。何とかプレミア・チャンピオンシップ(2部相当)に昇格したいところで、デフォーはその助けになるかもしれない。
デフォーはこれまでのキャリアで大きな怪我もほとんどなく、毎シーズンフル稼働してきた選手だ。171cmと小柄なストライカーではあるものの、鉄人プレイヤーの1人と言っていい。イングランドでも世代の近いところにジェラードやフランク・ランパード、ウェイン・ルーニーらがいたこともあって少々地味な印象はあるが、デフォーの得点感覚は確かなものがある。黄金世代の一員と言っていい実力者だ。
そのキャリアはまだまだ続いていくことになるのか。リーグ1であれば、デフォーならゴールを量産できるはずだ。