浦和の“新8番”となった小泉佳穂 同じ8番を付けた元日本代表MFのような輝きに期待

小泉の今季に期待したい photo/Getty Images

小野のような選手を目指したい

3ヵ年計画の3年目となる今季の浦和レッズは、J1リーグとAFCチャンピオンズリーグの優勝を目論んでいる。そんなクラブで攻撃の中心選手として期待が寄せられる男が小泉佳穂だろう。

昨季FC琉球から加入したMFは、J1初挑戦ながら34試合に出場して2得点5アシストを記録するなど、チームの司令塔として存在感を発揮。利き足は右ながら左足でも精度の高いパスを供給することができるため、両利きといっても過言ではない。

そんな浦和の新たな配球役を担う小泉は、今シーズンから背番号を18番から「8」に変更した。この番号は浦和の歴代の選手でもパサーやゲームメイカーが背負っており、小泉にも彼らの歴史を継ぐ存在となれるだろう。

浦和で8番を付けたプレイヤーには山瀬功治や三都主アレサンドロ、柏木陽介などが付けてきた。その中でも“浦和のナンバー8”の代表格として挙げられるのが小野伸二だ。2年目の1999年に28番から背番号を変え、チームの主軸として活躍。フェイエノールトから復帰した2年目の2007年にも背負っており、浦和で8番を付けて大きく飛躍した選手といえる。

そんな小野と小泉は、2019年から1年半ともにプレイ。天才の近くでボールテクニックやパスの技術を磨いてきた。小泉も琉球時代には28番を背負っており、18や8といった浦和時代の小野と同様の番号を付けている。クラブも小野のようなプレイでゴールを創出することに期待していることだろう。得意の切り返しと両足から放たれる高精度のキックを武器に浦和とJ1とアジアの頂点へ導くことができるだろうか。

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