若手の台頭が止まらないアーセナル 次に来るのはサカとスミス・ロウに並ぶアカデミー最高傑作

本格ブレイクが待ち遠しいパティーノ photo/Getty Images

戦力となる日が待ち遠しい

日本代表の冨安健洋をはじめとした若手選手の活躍が目立つ今季のアーセナル。その中でもエミール・スミス・ロウとブカヨ・サカといった下部組織出身の選手たちが持つ輝きはひと際大きい。

今のガナーズには彼らに割って入れる逸材もいる。18歳のMFチャーリー・パティーノだ。以前から評価の高かった同選手は現在U-23のチームでプレイしており、今季は12試合に出場し、1ゴール1アシストをマークしている。先日行われたリーグカップのサンダーランド戦ではスミス・ロウと交代でトップチームデビューを飾り、さらにその11分後には初ゴールも記録した持っている男だ。

推進力のあるドリブルと正確なパスでゲームを作ることができるパティーノ。本職は中盤であり、ユースでは[4-3-3]の中盤3枚の一角としてプレイしている。トップチームであれば、トップ下、もしくはダブルボランチとしての出場が期待できる。

パティーノが持つ才能を称賛する有識者は多い。マンチェスター・ユナイテッドでプレイした経歴を持つリオ・ファーディナンド氏は「YouTubeにアクセスして彼のクリップを見てほしい。ジョークのような才能を持っている」とパティーノを高く評価している。さらにクラブOBであるマイケル・トーマス氏は「サカやスミス・ロウのような選手となり、チームを助ける」とプロデビューしたばかりの若者を褒めちぎっている(英『Squawka』より)。

このように既に評価の高いパティーノ。トップチームのスカッドを見る限り、アフリカネーションズカップが終わるまでの約1カ月はトーマス・パルティとモハメド・エルネニーの2人が代表招集で離脱し、エインズリー・メイトランド・ナイルズはローマ行きの可能性があるなど、中盤のスカッドが薄くなる。スタメンに抜擢される可能性は低いが、徐々にプレミアでも出場機会を得られるようになるか。

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