大舞台で堂々たるプレイを披露 リヴァプールの若き守護神が存在感を発揮

若きGKがゴールマウスを守った photo/Getty Images

アリソンがコロナ陽性反応で欠場

リヴァプールはプレミアリーグ第21節でチェルシーと対戦。2点差のリードを追いつかれて2-2のドローで決着した。この試合でスタメン出場したクイヴィン・ケレハーは、堂々たるプレイでゴールマウスを守った。

試合前にクラブは正GKであるアリソン・ベッカーに、新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを発表。今季負けられない大一番で守護神を失ったリヴァプールは若きGKをスタメン起用した。

今シーズンはプレミアリーグで1試合に出場しており、カラバオカップでは主力として準決勝進出へと導いているケレハー。ビッグマッチでも落ち着いたプレイを披露すると、開始早々には味方のミスからピンチを招き相手と1対1となるものの、冷静な判断で素早くボールに触れて危機を回避する。ボールポゼッションにも積極的に参加して縦パスを供給するなど、終始落ち着いたプレイでチームに安定感を与えた。

結果的には2失点を喫してしまったケレハーだが、どちらも同選手にはノーチャンスだった。それ以上に高い貢献度を誇った若き守護神は今試合にてセーブ数4本を記録。決定機を防いで存在感を示し、アリソン不在の中でも彼がチームに勝ち点1をもたらした(データは『SofaScore』より)。

昨年6月にはアイルランド代表でもデビューしており、カラバオカップだけでなく昨季はUEFAチャンピオンズリーグでクリーンシートを達成するなど経験値も高い23歳だ。今季はアドリアンに代わって第2GKを務めているアカデミー出身の守護神は、いつかアリソンを超える存在へと成長していく。

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