東京五輪で正守護神となった男が“3年目の修行”へ 日本代表にも選出された21歳の今季に期待

湘南の正GKとして活躍する谷 photo/Getty Images

湘南へレンタル延長となった谷

湘南ベルマーレはガンバ大阪から谷晃生の期限付き移籍を延長したことを発表した。年々湘南で存在感を高めている若きGKが、今季も同クラブでゴールマウスを守ることとなった。

ガンバ大阪のアカデミー出身の谷は、2017年にガンバ大阪U-23でJデビューを果たすと守護神としてチームを支えた。2018年にトップチームへ昇格するとルヴァンカップ第5節のサンフレッチェ広島戦でトップ初出場を経験。2020シーズンからは湘南へと期限付き移籍を果たすと、正GKの座を勝ち取り25試合に出場する。レンタルを延長した昨季は背番号1に変更し、34試合に出場するなど湘南で大きな存在感を発揮した。

さらに東京オリンピックでもスタメン出場して大きな活躍を見せた。準々決勝のニュージーランド戦ではPK戦までもつれた一戦で、好セーブを連発してチームに貢献した。その後は日本代表にも選出され、ブンデスリーガ2部のデュッセルドルフが関心を示すなど、大きな飛躍を見せた2021年だった。

動向に注目が集まった谷だが、今季も湘南での3シーズン目を過ごすことが決定。190cmの長身を活かしたセービング能力や、高精度のキックを蹴ることができる現代型GKだ。G大阪では東口順昭が正GKとして長年チームを支えており、湘南で経験値をアップすることができるのは自身のアピールにも大きくつながるだろう。今季は日本代表デビューにも期待がかかる21歳の成長が今後も楽しみだ。

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