ベルギーで舞う日本の爆速&技巧派ドリブラー 前半戦ベストウイング候補に入る2つの翼

ベルギーでもお得意のドリブルを炸裂させている三笘 photo/Getty Images

森保ジャパンにとっても大きな収穫

森保ジャパンにとっても大きな収穫

近年はベルギーで活躍する日本人選手も増えているが、今の森保ジャパンメンバーの中で印象的なのは2人のウイングだろう。

1人はブライトンからのレンタルで今季よりロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズで活躍するFW三笘薫だ。

日本代表でも好印象を残しつつある三笘は、今季首位を走るサン・ジロワーズで躍動。主に左のウイングバックを担当し、5得点2アシストと活躍を見せている。お得意のドリブルも通用しており、このままサン・ジロワーズの昇格即優勝の奇跡を経験することになるかもしれない。

ベルギー『Voetbal Primeur』は、今季前半戦で印象的だったウイングプレイヤー10人に三笘の名前を挙げている。ここまでのベルギー生活は極めて順調だ。

ヘンクで活躍する伊東 photo/Getty Images

伊東はベルギー最高峰のウイングへ

そしてもう1人忘れてはならないのがヘンクFW伊東純也。すっかりベルギーリーグお馴染みのプレイヤーとなった伊東は、ここまで4得点8アシストを記録。同メディアはもちろん伊東のことも前半戦のベストウイングプレイヤー候補10人に選出しており、伊東の爆速はヘンクの攻撃に欠かせない。

見事なのは伊東の評価だ。この10人には他にアントワープのマヌエル・ベンソン、シャルルロワでプレイするイラン代表FWアリ・ゴリザデ、クラブ・ブルージュ注目のオランダ代表FWノア・ラング、ウェールズ代表の爆速FWラビ・マトンドらがリストアップされているが、ファンによる現時点のアンケートでは伊東が最多となる38%の票を獲得して前半戦ベストウイングとなっている。

伊東に次いで2番目に多くの票を獲得したのはアントワープのベンソン(18%)、3番目はメヘレンで11得点4アシストの数字を残すニコラ・ストーム(16%)となっている。

伊東としてはこの勢いをシーズン終盤まで続けたいところだが、得点&アシストを量産していけるのか。ベルギーではすっかり実力派ウイングと認められており、森保ジャパンでも右サイドに伊東、左サイドに三笘といったようにベルギーリーグコンビが両サイドを支配する時間帯が増えるかもしれない。

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