ケインが始める“大逆襲劇” チームは痛恨ドローでも、披露したクオリティの高さ

サウサンプトン戦で3試合連続となるゴールを奪ったケイン photo/Getty Images

トッテナムのエースは復調へ

2021-22シーズン序盤戦はなかなかゴールを奪えない状況が続いていたものの、プレミアリーグを代表するストライカーには次第にエンジンが掛かり始めてきたのか。トッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケインに復調の兆しだ。

現地時間28日に行われたプレミアリーグ第20節のサウサンプトン戦にて、41分に今季リーグ戦での4ゴール目をPKで沈めたケイン。今季は第17節終了時点でプレミアにおける得点数がわずか1ゴールにとどまっていた同選手だが、これで3戦連発。一時はどうなることかと思われたが、エースは着実に巻き返しを見せている。たとえPKといえど、継続的にゴールを奪い始めたのは良い傾向と見ていいだろう。

加えて、ケインはこのサウサンプトン戦でのパフォーマンスも印象的だった。最終的にトッテナムは相手を押し込みながら1-1で試合を終えることとなってしまったが、彼自身の出来はまずまずだったと言って差し支えない。チームを勝利に導くことはできなかったが、76分には鋭い抜け出しからゴールネットを揺らすことに成功。これは惜しくもオフサイドの判定が下されノーゴールとなったが、動きそのものは非常にキレがあったと言っていい。
加えて、82分や後半ATにもゴールへと迫るシーンを演出し、随所で見せ場は作ったケイン。今回はPKでの1ゴールにとどまる結果となったが、今後の得点量産に向けてポジティブな内容を見せてくれたのは間違いない。

今季は序盤戦にややスロースタートを強いられたトッテナムのエースだが、彼はここからいつも通りの姿へと戻っていくのだろうか。スパーズのイングランド代表FWには、後半戦爆発の雰囲気が漂い始めている。

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