今はまだ我慢の時 約152億円でシティに加わった男が味わう大きすぎる重圧

今のグリーリッシュは悪くないが、結果が付いてこなければ厳しい photo/Getty Images

まだ始まったばかりだ

ここまでプレミアリーグでは16試合を戦って12勝2分2敗と今季も好調のマンチェスター・シティ。チェルシーが勝ち点を落としたことで今は首位の座を死守しており、直近のウルブズ戦でも勝利を挙げている。そこまで内容の良いゲームではなかったが、白星を挙げることが大事であり、2連覇に期待がかかる。そんな好調シティでイマイチ乗り切れていないのがMFジャック・グリーリッシュだ。

今夏の移籍市場で約152億円の移籍金でアストン・ヴィラからやってきたイングランド代表MF。今夏成立した移籍ではグリーリッシュが最も高額な選手となっており、そのぶん期待も大きい。そのため、ここまで1ゴール2アシストの数字では批判されても仕方ないか。

それでも、当初は左サイドで躍動していた。ラヒーム・スターリングの不調もあり、人員不足だった左サイドをけん引できる選手として2節ノリッジ戦でも移籍後初ゴールを決めている。

しかし、そこからゴールもなく、存在感が薄れ始めている。特に左サイドでのドリブルが封じられるようになってからは苦しいパフォーマンスとなっている。やはりヴィラ時代と比べ前線にスペースがなく、縦への突破もカットインも防がれてしまうと手詰まりになる。スターリングもこれで苦しんだが、ドリブルを得意とする選手としては向かい風だ。また、グリーリッシュが倒されることで得られるファウルも、高さがある選手が少ないことで生かされにくい。

約152億円の移籍金がプレッシャーとなっているグリーリッシュ。まだシーズン中盤と判断するには早いが、存在感を見せなければ出場機会は減ってしまうか。

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