実力はサラーよりも上? 無尽蔵のスタミナを武器にペップ・シティを勝たせる“小さな巨人”

うなぎのぼりに評価が上がっているベルナルド・シウバ photo/Getty Images

毎試合彼が主役になっている

CLグループステージ第6節ライプツィヒ戦を落とすことになったマンチェスター・シティだが、今季ここまで順調に白星を積み上げている。プレミアでは第15節を終えて首位を走っており、CLでも1位通過で決勝トーナメント行きを決めている。カラバオ杯では既に敗退してしまい、4冠とはならないが、プレミア、CL、FA杯の3冠を狙えるくらいのチーム状態であると言ってよい。

その中でもポルトガル代表MFベルナルド・シウバの活躍が素晴らしい。今季はケビン・デ・ブライネのコンディション不良もあり、インサイドハーフのスタメンで一定の出場機会を得ている。プレミアではジョアン・カンセロ、エデルソン・モラレスに次ぐ1210分のプレイタイムを記録しており、指揮官であるジョゼップ・グアルディオラからの信頼度の高さがうかがえる。

そんなシウバの武器は無尽蔵のスタミナだろう。スタートポジションはインサイドハーフではあるが、最前線やサイド、後方など各局面に顔を出せるシウバは自身の高いテクニックや相手に時間を与えないプレッシングで攻守を活性化させている。特に今季はここまで7ゴールと得点力も開花しており、手の付けられないプレイヤーだ。

英『Manchester Evening News』でも「サラーとベルナルドは地球上でトップ5に入る最高のサッカー選手だ」とポルトガル代表MFをリヴァプールに所属するモハメド・サラーに並ぶ実力者であると高く評価している。実際に今季は数字もついてきており、チームでの存在感も増している。プレミアリーグ第7節リヴァプール戦で見せた中盤での取られないドリブルは圧倒的であり、この活躍をシーズン終了時までに継続できれば、サラーと同程度、もしくは上を行く評価を得られるだろう。

キャリアハイの活躍を見せているシウバ。黒星を喫したライプツィヒ戦では彼の貢献度の高さを再確認するゲームとなっており、週末に行われるウルブズ戦でのパフォーマンスに期待したい。

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