目が覚めるようなグリーンウッドの一撃 ラングニック政権ではどこで起用されるのか

コロナ明け初先発でゴールを決めたグリーンウッド photo/Getty Images

20歳というのが末恐ろしい

CLグループFの第6節マンチェスター・ユナイテッド対ヤングボーイズの一戦が行われ、1-1のドロー決着となった。これでマンUは決勝トーナメント1位通過となり、他グループの2位とラウンド16で対戦することになる。

ラルフ・ラングニック政権での2試合目となったヤングボーイズ戦だが、若手や控え選手を中心としたメンバーとなった。特に両サイドに配置されたアントニー・エランガとアマド・ディアロは期待の若手アタッカーであり、今後のブレイクに期待が掛かる。

その中でも特に素晴らしいパフォーマンスを披露したのがFWメイソン・グリーンウッドだ。

20歳とまだ若いグリーンウッドは今季開幕から継続して出場機会を得ていたが、大敗となったワトフォード戦後に新型コロナウイルスの陽性反応が出るアクシデントに見舞われ、欠場が続いていた。前節クリスタル・パレス戦では途中出場でピッチに立っており、新監督となってからはこのヤングボーイズ戦が最初の先発となった。

前線が比較的若いメンバーで構成されていたことも影響しているが、グリーンウッドの活躍は頭一つ抜けていた。9分にいきなりボレーシュートから先制点を奪うと、自身の武器であるキープ力を生かして好機を演出。前線での起点作り、パス、シュートとどれも一級品であり、コンディション面での調整は成功しているように見える。枠内シュートもチームトップの2本を記録しており、次節からもどんどん活躍してくれるだろう。

このゲームではセンターフォワードで起用されたが、今後はどうなるのだろうか。CFではゴールを量産しているクリスティアーノ・ロナウド、最近戦線復帰を果たしたエディソン・カバーニがいる。途中出場でピッチに立つことは出来ると考えられるが、プレイタイムが短いのであれば、CF起用にこだわる必要はないだろう。サイドであればジェイドン・サンチョが好調を維持しているが、マーカス・ラッシュフォードは本調子ではなく、付け入る隙はある。

カバーニやグリーンウッドのような離脱していた選手が戻りつつあるマンU。プレミアでは今後、ノリッジやブレントフォードのようないわゆる格下との連戦が予定されており、ここでしっかりと勝ち癖を付けたい(データは『WhoScored.com』より)。

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