今のアーセナルにワールドクラスは“ゼロ” 得点王争いに絡めぬエースの評価は落ちた

今季は得点ペース伸びないオバメヤン photo/Getty Images

優秀な若手は揃っているが……

今夏にDF冨安健洋、GKアーロン・ラムズデールら若き有望株を加えたアーセナルは、確かに良い流れに乗っているはずだ。

しかし、まだプレミアリーグで優勝争いに絡むことはできない。上位陣とはタレント力に差があり、リヴァプールやマンチェスター・シティといったクラブが2枚も3枚も上手のイメージだ。

今季の戦いで痛手だったのは、32歳FWピエール・エメリク・オバメヤンの得点ペースが伸びていないところにある。
以前のオバメヤンはプレミアでも得点王争いに絡むワールドクラスのストライカーだったが、今季はここまで4得点。得点王レースには参加できていない。

それもあってか、英『GIVE ME SPORT』は今のアーセナルにワールドクラスのプレイヤーは1人もいないと厳しい評価を下している。以前はオバメヤンがそうだったかもしれないが、今季のパフォーマンスから評価は大きく落ちてしまった。

あとは若手がどこまで成長できるかだろう。MFブカヨ・サカ、マルティン・ウーデゴー、エミール・スミス・ロウ、FWガブリエウ・マルティネッリなど、ワールドクラスの選手になる可能性を秘めた若手はいる。冨安とラムズデールもそこに含めていいかもしれないが、彼らの大幅な成長でもなければアーセナルがプレミア優勝戦線に絡んでいくのは難しい。

オバメヤンさえ好調ならば今季ももう少し上に行けたはずだが、アーセナルは今後の市場でどう動くのか。同メディアはオバメヤン、調子の上がり切らないMFトーマス・パルティをすぐ手放すべきとまで主張しているが、アーセナルが優勝争いに絡めるにはいつになるのか。

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