ブンデスで空中戦勝率“80.0%” 伊藤洋輝と最終ラインを支えるアーセナル・レンタル戦士の躍動

アーセナルからシュツットガルトにレンタル移籍しているマヴロパノス photo/Getty Images

シュツットガルトで守備の柱に

今季アーセナルから他クラブにレンタルされ、そこで印象的な活躍を披露しているセンターバック。そう聞けば、多くの人はマルセイユで素晴らしいパフォーマンスを見せているDFウィリアム・サリバ(20)を思い浮かべるかもしれない。

しかし、そのサリバ以外にも、アーセナルから向かった武者修行先で大きな成長を見せている選手がいる。そのセンターバックとは、今季シュツットガルトでプレイしているDFコンスタンティノス・マヴロパノス(23)だ。

2020年夏から2年間のレンタルでシュツットガルトへと向かったマヴロパノス。同クラブといえば日本代表MF遠藤航やDF伊藤洋輝も所属しているが、マヴロパノスはその日本人選手たちとともにチームの守備を支える存在となっている。今季はここまでリーグ戦12試合に出場し、身長194cmのサイズと屈強なフィジカルを活かした守備で相手アタッカーを撃退。近頃はビルドアップの面にも改善が見られ、攻守にわたってその貢献度は光っていると言っていい。
そんなマヴロパノスだが、彼はそのスタッツでも周囲を驚かせるほどの数値を叩き出している。データサイト『SofaScore』によると、今季の彼が記録しているインターセプト数(29回)やクリア数(71回)、空中戦勝率(80.0%)は、いずれもブンデスでプレイするDFのなかで最高クラスの数字。加えて、相手にドリブル突破を許した回数もまだ「3」と、マヴロパノスは今やブンデスでも指折りの実力を誇るCBとなりつつある。最終ラインでユニットを組む伊藤とともに、その評価は急上昇中だ。

まだ粗削りな面はあるものの、レンタル先で素晴らしい成長を見せているマヴロパノス。今季アーセナルから武者修行へと向かった才能のなかで注目すべきは、決してサリバだけでない。

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