ムバッペに続いて大ブレイクへ フランスが抱える“21歳”の巨大な才能

ニースで印象的なパフォーマンスを披露するグイリ photo/Getty Images

得点もアシストもできる“NEXTベンゼマ”

パリ・サンジェルマンで躍動するFWキリアン・ムバッペ(22)に続けるだろうか。2021-22シーズン、リーグ・アンでは彼よりも1つ年下となる21歳のアタッカーがめざましい活躍を披露している。その選手とは、ニースに所属するFWアミーヌ・グイリだ。

育成年代を過ごしたリヨン下部組織時代には、フランスでムバッペ以上に有名な存在だったと言っても過言ではないグイリ。当時その才能は各方面から称賛され、各世代別のフランス代表ではいずれもエースとして活躍していた選手だった。

そんなグイリの才能が、ついにトップレベルで開花した。当初所属していたリヨンでブレイクすることはできなかったが、同選手は2020年夏に移籍したニースで躍動中。移籍初年度となった昨季は公式戦41試合の出場で16ゴール8アシストを記録し、今季も勢いそのまま17試合で8ゴール4アシストの好成績をマークしている。ユース年代に見せていた力は本物。ニース移籍以降の2シーズンは、彼にとってそれを証明する時間になっていると言っていい。
9番の位置でフィニッシュに関わり、ときには味方のゴールをお膳立てする技術にも優れたグイリ。その変幻自在なプレイスタイルは、現地メディアに“NEXTカリム・ベンゼマ”と表現されることもあるほどだ。この調子で活躍し続ければ、いずれグイリは本家ベンゼマにも比肩するほどのストライカーとなることもできるかもしれない。

フランスで頭角を現す新世代の怪物アタッカー。これからグイリがどれほどの選手に成長していくかは非常に楽しみだ。

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