「シャビが来ても何も変わらない」 レジェンドも語る深き問題は今冬でどう改善する?

ベティス戦で初黒星のシャビ photo/Getty Images

出場しない選手の放出が最優先か

ロナルド・クーマンからシャビ・エルナンデスへと監督を交代したバルセロナ。交代後は無敗と良い流れを迎えていたものの、リーガ・エスパニョーラ第16節のベティス戦では、得点を挙げられずに0-1で敗戦した。

シャビ体制初黒星となったバルサに対し、レジェンドであるマルコ・ファン・バステン氏がクラブの現状を語った。オランダメディア『VI』では、「バルサはシャビが来ても何も変わらない」とコメント。問題はフロントにあると話し「クラブは近年財政的な管理ミスを犯した。彼らは選手を買うことができないため、18、19歳の選手と疲労がたまって付いていけていない5、6人の選手がいる。(財政面の)次にそれに対処する必要があり、このままでは失敗する運命にあるだろう」と語った。

財政面による戦力の縮小については大きなバルサの課題となっている。有望な若手が多いバルサだが、補強が行えないという理由での起用も多く、実力で主力選手からスタメンを勝ち取ったという状況ではない。

そのことによりメンフィス・デパイら高い能力を持った選手が出ずっぱりになってしまい、疲労によるパフォーマンスの低下も否めない。FWではルーク・デ・ヨングらの奮起にも期待したいが、ここまで期待通りの活躍ができたとは言えないのが現状だ。

今冬の移籍市場ではどのような動向が見られるか。現所属でも起用しない選手の売却と、その収益による必要最低限の補強は必要だろう。無駄遣いはできないため、効率的な選手補強ができるかも注目だ。

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