劇的な守備力向上で一気にチームの中心へ トッテナムで急成長する“21歳”の中盤戦士

近頃トッテナムでの存在感を強めているスキップ photo/Getty Images

コンテ就任以降は抜群のパフォーマンス

シーズン序盤戦はなかなか殻を破ることができていなかったトッテナムの若者だが、彼はここから一気にチームの中核を担う存在となっていくのだろうか。アントニオ・コンテが新監督に就任して以降、MFオリバー・スキップ(21)が覚醒の兆しを見せている。

昨季レンタル移籍したノリッジ・シティで急成長し、大きな期待をかけられながら今夏トッテナムに復帰したスキップ。しかし、ヌーノ・エスピリト・サント前監督の下ではそれほど存在感を示すことができず。大きなインパクトは残せなかった。

しかし、シーズン途中からアントニオ・コンテ監督が就任すると、スキップは大きな成長を遂げることに。今ではMFピエール・エミール・ホイビュルクと共に、トッテナムの中盤に必要不可欠な選手になっていると言っていい。
そんなスキップが見せた成長のなかでも、最も印象的なのは守備能力だ。ヌーノ時代にはファウルで相手を止める術しか持っていなかった印象も強い同選手だが、コンテ監督の指導を受けたこともあってか近頃はボール奪取能力が急激に向上。現地時間5日に行われたプレミア第15節のノリッジ戦でもクリーンにボールを奪うプレイは目立ち、中盤の強度を引き締める存在として彼は大いに機能していた。

頼れる中盤戦士として、トッテナムで覚醒の兆しを見せるスキップ。はたして、コンテの下で彼は今後どこまでスケールの大きな選手となっていくのだろうか。21歳のさらなる成長には大いに期待したいところだ。

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