まだまだ若手には負けてられない? セリエA得点王の大本命はやはり……

サンプドリア戦で2ゴールを記録したインモービレ photo/Getty Images

4度目の得点王獲得へ

クリスティアーノ・ロナウドやロメル・ルカクがイタリアを去った今季、やはりセリエAの得点王の大本命はこの男か。

5日に行われたセリエA第16節で、サンプドリアと対戦したラツィオ。敵地での戦いながら前半だけで3ゴールを奪い、3-1の勝利を収めた。リーグ戦で4試合ぶりの白星を手にしている。そして、この試合で存在感を放ったのがラツィオのエースであるイタリア代表FWチーロ・インモービレである。 ゴール前のわずかなスペースを見逃さず、相手DFとの巧みな駆け引きから17分、 37分と立て続けにゴールをゲット。2ゴールの活躍を見せ、チームを勝利へ導いたのだ。

先の代表ウィークにふくらはぎを負傷し、第13節ユヴェントス戦を欠場していた現在31歳のインモービレ。復帰戦となった第14節ナポリ戦はノーゴールに終わったが、第15節ウディネーゼ戦ではきっちりとゴールを決め、今節のサンプドリア戦で2試合連続ゴールを達成した。この結果、ゴール数を「13」まで伸ばしたインモービレは、再びドゥシャン・ヴラホビッチ(フィオレンティーナ)に並び、得点ランキングのトップに立っている。
短期間の離脱ではあったが、怪我によってコンディションを落としても致し方ない状況。ただ、インモービレはまだまだ調子が良さそうだ。これもセリエAの得点王に3度も輝いた経験があってこそ、ベテランだからなせるワザか。セリエAにも勢いのある若手ストライカーたちが出てきているが、まだまだ彼らに譲る気はなさそうだ。

インモービレは今季、ここまでリーグ戦14試合に出場して無得点に終わった試合は4試合しかない。コンスタントに点を取り続けており、4度目の得点王獲得へ向けてどこまで数字を伸ばすことができるか見もの。視界は良好だ。

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