日本戦では悪目立ちしていた印象が強いか
カルロ・アンチェロッティからラファエル・ベニテスに監督を交代し、新政権となった今季のエヴァートン。監督の他にもハメス・ロドリゲスがチームを去るなど、大きな変化があったトフィーズだが、直近の8試合で勝利を挙げられていない。順位も下位に沈んでおり、リヴァプールとのマージーサイドダービーでは1-4と大敗を喫してしまった。
厳しい状況に陥っているエヴァートンだが、チームの得点源であるドミニク・カルバート・ルーウィンを怪我で欠いてしまっている。今季はまだ3試合にしか出場できておらず、前線が寂しい。冬の移籍市場でストライカーを獲得する必要があるのだが、ターゲットはアジアを代表する点取り屋のようだ。
英『90min』によればゼニト・サンクトペテルブルクのサルダル・アズムンにエヴァートンは関心を寄せているようだ。
ルビン・カザンでキャリアをスタートさせ、2019年からゼニトでプレイしているイラン代表FW。昨季はキャリアハイとなる19ゴールを挙げており、今季もここまで7ゴールと好調をキープしている。ロシアでは通算109ゴールを決めており、アジア有数のストライカーといえる。
186cmと大きな体躯を持ち合わせているアズムン。その決定力が彼の大きな武器だが、サイズを生かしたポストプレイやパスワークに加わって崩しを行える賢さ、スピードを生かしたドリブルとFWとしての完成度が高い。ゼニトとの契約も今季までとなっており、冬の移籍市場で動く可能性は高いだろう。
エヴァートンをはじめアーセナルやトッテナム、ウェストハムといったクラブから興味を持たれているアズムン。プレミアではスパーズのソン・フンミンやウルブズのファン・ヒチャン、リヴァプールの南野拓実といったアジア勢が活躍しているが、彼も仲間入りとなるのだろうか。