指揮官“3度目の昇格”なるか 長崎が松田浩監督の契約更新でリベンジの来季へ

来季こそJ1昇格なるか photo/Getty Images

福岡、神戸で昇格を経験

V・ファーレン長崎は今季途中からクラブを率いた松田浩監督の来シーズンの契約を更新したことを発表した。5月から指揮官に就任した松田監督は、今シーズン成し遂げることのできなかったJ1昇格を来季リベンジする形となった。

昨季限りでチームを退任した手倉森誠監督に代わり、シーズン前に吉田孝之監督が就任する。長崎は昨季、アビスパ福岡とのJ1昇格争いに敗れ3位でシーズンを終えた。昇格に向け、期限付き移籍だったカイオ・セザールや、エジガル・ジュニオといった主力を完全移籍で獲得。山崎亮平や都倉賢といったストライカーを補強し、十分な戦力で開幕を迎えるものの、開幕5試合を1勝1分3敗とスタートダッシュに失敗してしまう。

そして5月に強化部長だった松田氏の就任が決定。コンパクトなゾーンディフェンスとサイドアタックが強化され、就任当初は11位だった順位を4位まで引き上げた。さらに植中朝日や鍬先祐弥など若手選手も起用してチームの底上げを見せた。

松田監督は2005年にアビスパ福岡、2006年にはヴィッセル神戸をJ1に昇格させた経験がある。来季長崎が昇格すれば3クラブ目となり、“昇格請負人”としての実力も試されるだろう。

公式HPで松田監督は「2022シーズンは心新たにスタートを切り、今年構築したベースをより発展させるべく、チーム一丸となって悲願のJ1昇格を目指します」とコメント。今季積み上げた経験とベースを軸に来季こそ昇格争いに入ることができるだろうか。

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