リヴァプールを支える大きすぎる守備の柱 最強CBは攻守両面で影響を与える

開幕戦から活躍したファン・ダイク photo/Getty Images

今季リーグ最多得点の要因にも

昨季はCBの長期離脱が続出したリヴァプールは、最終的にプレミアリーグ3位で終了した。覇権奪還を目指す今季は、開幕からいまだ1敗と本来の強さを取り戻している。そのチームで大きな存在感を示しているのがフィルジル・ファン・ダイクだろう。

同選手は昨シーズンの第5節のエヴァートン戦でじん帯を損傷し、シーズン終了まで復帰することができなかった。守備の大黒柱を失ったチームは安定感を欠き、その不安定さは攻撃にも悪影響を及ぼしてしまうほどだった。

そんな中で開幕戦からスタメンに名を連ねたファン・ダイクは強靭なフィジカルとスピードで数々のFWたちを抑え込む。不在時に大きく感じた攻撃面でも、ポゼッション時に効果的なロングボールを供給することで攻撃を活性化。今シーズンリーグトップの39ゴールを挙げている要因にもなっている。

さらにセットプレイでは、ジョエル・マティプとの長身コンビでプレッシャーをかけるなど、彼ほどチームに欠かせない存在は他にいないだろう。第13節のサウサンプトン戦では、CKのシーンで巧みな動き出しからゴールを奪っている。

2年ぶりのプレミアリーグ制覇に向けてファン・ダイクが安定したパフォーマンスを発揮できるのは非常に大きい。新加入のイブラヒマ・コナテともコンビを組んでおり、大黒柱の隣でさらに成長できるはずだ。チームのも他の選手にも影響力の大きいDFがリヴァプールを再び頂点へと導けるだろうか。

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