アーセナル加入後、最も危険なFWとの対峙 冨安健洋はサディオ・マネを封じきれるか

リヴァプール戦でも変わらず仕事ができれば、更に冨安健洋の評価が上がる photo/Getty Images

代表で負傷のマネはチーム練習に復帰している

日本代表では吉田麻也と共に最終ラインからチームを支えている冨安健洋。アジア最終予選では初戦を欠場することになったが、その後は継続して出場しており、先日のオマーン戦では相手の枠内シュートをゼロに抑えるなど、守備陣として機能していた。

今後の活躍に期待のかかる冨安だが、21日には所属クラブであるアーセナルでリヴァプールと対戦することが決まっている。レッズは昨季複数の怪我人によって優勝争いから脱落してしまったクラブだが、今季はここまで好調を維持している。プレミアでも4位、CLグループステージでも全勝と、間違いなく今季タイトルレースに加わるクラブの一つだ。

重要な一戦を迎えるアーセナル冨安だが、右サイドバックでの先発はほぼ確定か。代表で2試合戦った疲労も考えられるが、冨安加入後のプレミアではすべての試合で冨安が先発しており、無敗を継続している。セドリック・ソアレスやカラム・チェンバーズのような控え選手もいるがミケル・アルテタ監督は日本代表DFを指名するだろう。

そこで冨安が対峙することになるのはセネガル代表のFWサディオ・マネだ。

2016年にサウサンプトンからリヴァプールに加入したマネ。移籍後から毎シーズン二桁得点を継続しており、18-19シーズンには22ゴールを記録している、得点力のあるウインガーだ。更にスピードを生かしたドリブルは対峙するDFを苦にしない高いレベルにあり、気を抜けば簡単に得点を許してしまうことになる。

冨安としては移籍後、最も危険なアタッカーとの対峙となる。抜かれないことが大前提だが、チャンスメイクもできる選手であり、センターバックのベン・ホワイトや右サイドハーフでの起用が予想されるブカヨ・サカとの連携で乗り切りたい。

ワールドクラスのアタッカーと対戦することになったアーセナル冨安。勝利するにはモハメド・サラーとマネの両翼を封じる必要があり、冨安はその大仕事をやってのける必要がある。

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