クラブではグリーリッシュ、代表ではスミス・ロウ 退けたいライバルが多いラヒーム・スターリング

ポジジョン争いをする選手のレべルが高いスターリング photo/Getty Images

大変だ

今季も変わらずマンチェスター・シティでの悪い状況が変わらないラヒーム・スターリング。昨季と違いセルヒオ・アグエロが抜けたことで前線の枠が余ったのだが、そこにジャック・グリーリッシュが新しく加入しており、より自身を取り巻く環境は苦しくなってしまった。

それでも、イングランド代表でのスターリングは以前までの輝ける選手だった。準優勝したEURO2020ではチームの中心であり、今回のアルバニア戦ではアシストを記録している。しかし、また自身の立場を危うくさせる選手がフル代表入りしている。アーセナルのエミール・スミス・ロウだ。

本来は招集されていなかった同選手だが、離脱者が増えたことで追加招集されており、アルバニア戦でフル代表デビューを飾っている。次節のサンマリノ戦ではそのスミス・ロウがスターリングのポジションである左ウイングでスタメンに抜擢され、1ゴール1アシストと文句なしのパフォーマンスを披露した。

スターリングはサンマリノ戦を個人的な問題でチームから離脱していたため出場はなかったが、またも強力なライバルが出現してしまった。スミス・ロウは好調アーセナルの中心人物であり、ポジジョンは左サイドと被る。更に縦への推進力のあるドリブルを武器とするタイプでチャンスメイクも行うことができ、非常に万能な選手だ。現状ではまだスターリングが序列では上だが、代表でも得点に絡むことが減れば今の立場も安泰ではないだろう。

クラブではグリーリッシュやフィル・フォーデン、代表ではスミス・ロウとライバルが多いスターリング。今冬での移籍もあるが、まずは彼らに負けないパフォーマンスを見せる必要がありそうだ。

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