ようやく真のダークホースへ 花開いたウェストハムを支える名将モイーズの手腕

ウェストハムで結果を残しているモイーズ photo/Getty Images

次節はリヴァプールと対戦する

ここまで10試合を消化して4位に名を連ねているウェストハム。毎年補強が注目され、ダークホース候補として挙げられるも、期待通りの活躍をできていなかったハマーズだが、昨季はジェシー・リンガードの活躍もあって6位に入っている。今季はそのリンガード不在で戦っているが、前述した通り結果を残している。

絶好調ハマーズだが、今季は20得点11失点と攻守に安定感を見せている。得点に関しては上から3位、失点の低さも4位とデータが強さを物語っている。やはり指揮官であるデイヴィッド・モイーズの手腕がチームを強くしているのか。

エヴァートンで結果を残し、その後マンチェスター・ユナイテッドへステップアップしたモイーズ。しかし、そこでは自身の実力を発揮しれずに解任。2017年からハマーズの監督を務めている。今では珍しいクロス重視のサッカーを行っており、9番マイケル・アントニオのボックス内での強さを生かした戦いで勝利を掴んでいる。

西『MARCA』でもこの活躍をモイーズ・ウェストハムの奇跡と題しており、ハマーズ指揮官の手腕を高く評価している。

特に評価されるべきはMFトマシュ・ソウチェクとMFデクラン・ライスのコンビを生み出したことか。彼らは攻守で頼れる存在となっており、昨季は中盤が本職の2人で12ゴールも奪っている。守備でも出足の早いプレスから中盤のフィルターとして機能しており、チームに安定感を生み出している。

マンUでは失格の烙印を押されたモイーズだが、ウェストハムではその手腕を存分に発揮しており、10節終了時では赤い悪魔よりも上の順位に立っている。相性の良さなどその人物が輝ける場面は限られてくるが、今のモイーズとウェストハムの相性は完璧のようだ。

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