“セリエA最高級DF”はそう遠くない未来にプレミアへ? 強豪3クラブが熱視線送る男

今季トリノで圧巻のパフォーマンスを披露しているブレーメル photo/Getty Images

トリノで輝く24歳の守備者

来夏の欧州移籍市場にて、現在セリエAでプレイするブラジル人センターバックはプレミアリーグクラブによる争奪戦を引き起こすのだろうか。トリノに所属するDFブレーメル(24)の獲得をめぐって、早くもイングランドの強豪クラブが複数動き出しているようだ。

そのイングランドの強豪とは、リヴァプールとマンチェスター・ユナイテッド、そしてマンチェスター・シティの3クラブ。英『Daily Mirror』によると、いずれのクラブもCBの人員はそこまで決定的に不足しているわけではないものの、過密日程を乗り切るためにはもう何人かある程度の実力者を補強したいとの考えがあるとのこと。

そこで浮上したのが、2023年にトリノとの現行契約が満了を迎えるブレーメルというわけだ。選手本人に契約延長の意思はないようで、クラブは来夏の売却を考えているという。予想される移籍金もわずか1700ポンド程度と同メディアは伝えている。あまり知名度の高い選手ではないものの、イタリアでは「現セリエAにおける対人最強DF」(伊『Gazzetta dello Sport』)なんて声もあるブレーメル。そんな選手をこの値段で獲得できるなら、リヴァプールをはじめとして強豪クラブが興味を持つのも無理はないだろう。
そして実際、2021-22シーズンのブレーメルはセリエAでは支配的な存在だ。データサイト『SofaScore』によると、今季ここまでの彼はセリエAでプレイするDFのなかでもトップクラスのスタッツを記録中。インターセプト数(24回、リーグDF中トップ)や空中戦勝利数(23回、リーグDF中2位)を筆頭に、あらゆるデータでリーグ屈指の数字を残している。『WhoScored.com』による1試合平均評価点も、現時点ではリーグ全体で6番目に高い「7.51」。DF登録の選手で最も高い数値をキープしており、その優秀さはこうした部分からも見て取ることができるだろう。

リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッド、そしてマンチェスター・シティの3クラブが狙うセリエA屈指のセンターバック。現時点で最も獲得に近づいているとされるのはリヴァプールだというが、はたしてこの争奪戦を制すのはどのクラブか。セリエA屈指のCB獲得となれば、守備により安定感が生まれるのは間違いない。

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