デストロ、ケイタ、アルナウトビッチらの名前も 今セリエAの“FW陣”が熱い

ジェノアではデストロが好調 photo/Getty Images

中堅クラブにも面白い逸材揃う

今季のセリエAはとにかくアタッカーたちが面白い。開幕から好調のアタッカーが多く、得点王レースも熾烈なものになってくると予想されているのだ。

現時点ではラツィオFWチーロ・インモービレとインテルFWエディン・ジェコが6得点で得点王争いをリードしており、インモービレの方は得点王レースの常連だ。

彼らを追うのはインテルのラウタロ・マルティネス(5得点)、ナポリFWヴィクター・オシムヘン(4得点)、フィオレンティーナFWドゥシャン・ヴラホビッチ(4得点)ら昨季も結果を出した実力者たちだ。
さらに今季はジェノアFWマッティア・デストロも4得点と好調で、こちらも興味深い。デストロは昨季セリエAで2016-17シーズンぶりに二桁11得点を挙げたが、その勢いを今季も継続している。30歳を迎えたデストロが目指すはローマ時代の2013-14シーズンに記録したセリエA13得点のキャリアハイ更新だ。

カリアリではケイタ・バルデ・ディアオに注目 photo/Getty Images

得点王を勝ち取るのは誰か

また今夏に中国からボローニャへやってきたFWマルコ・アルナウトビッチも3得点と良いスタートを切っている。荒々しいところもあるが、オーストリア代表の一員として今夏のEURO2020でも才能を披露していた選手だ。ボローニャで早くも結果を出しているのは見事で、どこまで数字を伸ばしてくるか興味深い。

他にも4試合出場で2得点挙げているアタランタFWドゥバン・サパタ、開幕直後の2試合は離脱しながら、5試合で3得点とペースを上げてきたサッスオーロ所属のイタリア代表FWドメニコ・ベラルディ、ローマにやってきたFWタミー・エイブラハム(2得点)も楽しみな実力者だ。

さらにカリアリからは、今夏に加入したFWケイタ・バルデ・ディアオにも触れておきたい。フランスのモナコへ向かってからは影が薄くなったところがあったが、ケイタはインテルでもプレイした経験を持つセネガル代表の実力者だ。

昨季はサンプドリアにレンタル移籍し、セリエAで7得点を記録。今季からはカリアリへ移籍して5試合で2得点を挙げており、こちらも数字を二桁まで伸ばしてほしいところ。

今季のセリエAでは上位から中堅まで複数得点を挙げているアタッカーが多くなっており、ここはシーズン終盤までの注目ポイントだ。最終的に誰が得点王のタイトルを手にするのか。個人の争いも楽しみだ。

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